別名:ブバリア
もともとは切り花として栽培されていた花木ですが、綾化剤の利用で鉢花としても普及するようになりました。
スイート・ブバルディアとも呼ばれるロンギフローラ種は、花だけでなく夜にはジャスミンのような香りも楽しめますが、花色は白だけですし、流通量も多くありません。
一般に多く出回っているのはヒブリダ種で、赤とダークからライトまでさまざまなピンク系の花色があります。
光線不足ではあとの花が続かないばかりか、株まで弱ってしまいますので、11月中旬ごろまでは戸外の日当たりのよい場所で管理します。
室内で観賞する場合も、なるべく長い時間日当たりのよい窓辺に置くようにします。
鉢土が乾燥すると葉が黄変し生育不良肥なりますが、常に湿っているようでは根腐れを起こします。
秋の花が終わるまでは、鉢土が乾いたらたっぷり水を与えてください。
6~7月ごろ開花した株は、秋に再び花が楽しめます。
ただし、ブバルディアは高温期の新芽の生長力が旺盛で、花がら摘み程度では枝が混んでよく育ちません。
大橋直久(マナー講師)