〈雛人形〉の飾り方は、昔は、地方によって相違があり、また、時代によっても変化して、一様ではありませんでした。
それが、今月のように、人形は、内裏雛官女(三人)五人囃子随身衛士。
調度は、屏風(上方では、御殿)桜橘ぼんぼり重箱たんす長持はさみ箱鏡台針箱御膳菱台高杯三方、
それに、御駕籠御所車と、ほぼ全国的に一定のものが飾られるようになったのは、大正の終わりころ。
百貨店などで、雛人形と調度を組にして売り出しはじめてからだといわれます。
これらを全部そろえたときの飾り方は、だいたい、調度をへらして五段に飾る場合も多く、
また、経済的な事情などで、子どもの初節句には、内裏雛と屏風、それに、ぼんぼりと菱台程度のものをそろえ、
以後、毎年、数品ずつふやしていき、雛段も、一段から三段、五段とふやしてゆく例も少なくありません。
大橋直久(マナー講師)
それが、今月のように、人形は、内裏雛官女(三人)五人囃子随身衛士。
調度は、屏風(上方では、御殿)桜橘ぼんぼり重箱たんす長持はさみ箱鏡台針箱御膳菱台高杯三方、
それに、御駕籠御所車と、ほぼ全国的に一定のものが飾られるようになったのは、大正の終わりころ。
百貨店などで、雛人形と調度を組にして売り出しはじめてからだといわれます。
これらを全部そろえたときの飾り方は、だいたい、調度をへらして五段に飾る場合も多く、
また、経済的な事情などで、子どもの初節句には、内裏雛と屏風、それに、ぼんぼりと菱台程度のものをそろえ、
以後、毎年、数品ずつふやしていき、雛段も、一段から三段、五段とふやしてゆく例も少なくありません。
大橋直久(マナー講師)