口ほどにものをいう花ことば(大橋直久)

病気見舞いのタブーとされるのは、シクラメン、シネラリヤなど、シ(死)の字のつくもの、はすの花は弔事の花として、椿の花は首が落ちる花としてきらわれます。

また病人の神経を高ぶらせるような、香りの強いもの、真赤な花は避けた方がよく、淡色のものが無難ということになります。

大体において、淡色のものには明るい、新鮮というイメージがあるので、病気見舞いに限らず、お祝いのときにも適当です。

濃色はどちらかというと暗い、不安、非哀などのイメージを持つので、特にその花を好きな人へのプレゼント以外は、一般向きではありません。

口ほどにものをいうという、花ことばのいくつかを、あげてみましょう。

カトレア...ほんとうの魅力。

わすれなぐさ...私を忘れないで。

コスモス...純潔、愛情。

四つ葉のクローバー...幸福。

シクラメン...嫉妬。

すいせん...神秘。

紅・白のばら...和合。

マーガレット...秘密。

赤紫のライラック...私はあなたのもの。

大橋直久(マナー講師)

このブログ記事について

このページは、-が2015年6月20日 11:54に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「受け取りを拒否していい贈り物」です。

次のブログ記事は「最後の別れ」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。