神聖な場を守り、周囲の悪や汚れを断つため

冬至以来、家を留守にしていた歳神を歓迎し、その年の豊作を祈願して、お祭りをするのが正月です。

門松もいろいろありますが、伝統的な門松は、竹を真ん中に三本立て、まわりに松、梅などをあしらい縄でとめ、周囲をむしろで包み、縄でしばります。

恵方棚を新しく作って歳神を迎え、その棚をしめ縄や白紙で飾ります。

しめ縄は、神聖な場を守り、周囲の悪や汚れを断つために張られます。

神棚があれば神棚にもしめ縄を飾りますが、向って右側に太巻きの部分がくるようにします。

正月行事の目的は、農耕の神さまを迎えて、神前にお神酒や白米、かち栗、干柿、昆布、するめ、海老など神さまの好きな食べ物をいろいろ供え、おめでたい品を添え、五穀豊穣を祈り再び歳神が戻ってきてくれたことへの感謝の気持ちをあらわすことでした。

大橋直久(マナー講師)

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このページは、-が2015年11月12日 16:47に書いたブログ記事です。

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