供え物で欠かせないのが鏡餅(大橋直久)

供え物で欠かせないのが鏡餅です。

正月、歳神に供える生命の象徴である鏡餅は丸いのが原則です。

むかしの人々は、丸餅を心、魂、生命の象徴として考えていました。

一年間の長い苦労の末に収穫した米で、餅をつき、丸餅に自分の魂を託して捧げたのでしょう。

なぜ鏡餅というのかは、いくつかの説があります。

江戸時代は男は鎧、女は鏡の前に丸餅を飾ったので、鎧餅、鏡餅と区別されていたが、いつの間にか鏡餅に統一されたとする説、金属製の薄い円盤状であったむかしの鏡に似ているところから鏡餅とよぶようになったとする説、鏡は理想の心を写し、魂を表現するご神体だから正月の丸餅を鏡餅というようになったとする説など。

よって、鏡餅の飾り方は少しずつちがいますが、基本があります。

大橋直久(マナー講師)

このブログ記事について

このページは、-が2015年11月19日 16:47に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「神聖な場を守り、周囲の悪や汚れを断つため」です。

次のブログ記事は「家が代々繁栄する象徴」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。