家が代々繁栄する象徴

三方に奉書紙か半紙を敷き、前にたらしてうらじろ(長寿の象徴)とゆずり葉(家系が川絶えない象徴)をおき、大小二個の丸餅を重ねて、前に昆布をさげ、餅の上にだいだい(家が代々繁栄する象徴)をのせます。

伊勢海老がだいだいをかかえるように水引きで結んでのせたり、ほんだわらを敷いたり、串柿を添えたりします。

むかしは餅と餅との間に身体に精のつく食べ物をはさんで神に供え、人間も食べる習慣がありましたが、これがのちのちまで残り、正
月の重ね餅の上に食品をのせる風習にかわったといわれています。

お盆に紙を敷き、うらじろとゆずり葉をおいて鏡餅をのせ、その上に葉のついたみかんをあげ、伊勢えびのかわりにリボンを結んでも立派な鏡餅になります。

玄関や団地のドアの正面には、大根じめ、ごぼうじめなどのしめ縄に、うらじろやゆずり葉、だいだいなどの縁起物をあしらったしめ飾りをします。

大橋直久(マナー講師)

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このページは、-が2015年11月26日 16:47に書いたブログ記事です。

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