座敷に通す段どり

退席する使者を、本人と両親で玄関まで見送ります。

女性側でも、使者を迎え、座敷に通す段どりは同じです。

使者は、席についたら結納品を風呂敷から出し、正面を向けて、「幾久しくお納めください」と口上を述べて渡します。

受け取るのは本人、両親どちらでもよく、「幾久しくお受けいたします」という挨拶をして受け、ここで目録に目を通し、床の間に飾ります。

続いて受書を渡します。

本来は結納品を別室に下げて中を改めてから書くわけですが、あらかじめ話し合いができているわけですから、事前に書かれたものを、すぐに折敷にのせて使者に渡します。

床の間に飾ってあった結納品を使者に託す手順などは、男性側での場合とすべて同様です。

このあと使者は、男性宅におもむいて受書を渡し、次に女性側の結納品を口上とともに渡します。

男性側も、同様にして受書を使者に託します。

そして、使者はそれを持って、再び女性宅におもむきます。

大橋直久(マナー講師)

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このページは、-が2016年1月28日 16:50に書いたブログ記事です。

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