2016年3月アーカイブ

多角的視野に立って立案する

現代は、異種業間の競争、つまり多角競争の時代であるから、自分の業界を展望するだけの狭い感覚で企画を練っていると、途方もない領域の異種業界から突然に妨害の手が伸びてくることがあるものだ。

多角競争の激しい現代ビジネスにおいては、経営の多角化戦略のもとに、企画も多角的視野に立って立案することが大事なのだが、特に多角的防衛を怠ってはならない。

ところが、ほとんどの企画は、こうした防衛をしていない。

味方ばかり、協力者ばかりの中でビジネスができるものとして、企画立案をしている。

これは、観念論者の無防備平和論と同じで、実際には、まったく通用しないのである。

ビジネス社会では、毎日、無数の企画立案が行われているにもかかわらず、その大部分が日の目を見ない。

大橋直久(マナー講師)
「女の子だから」「短大しか出ていないんだから」と、新人OLに対してはついつい甘やかしてしまいがちだ。

確かに失敗するたびに叱られてばかりいては、彼女たちも自信を失ってしまう。

かと言って「女の子だから」という甘やかしは本人のためにもならない。

早く仕事を覚えたい、仲間として認めてもらいたい、というのが彼女たちの本音なのだから、やさしく接する時は接する、厳しく注意する時は注意するといったケジメが必要である。

そうした厳しさを見せることで、新人OLは、「女性だからといって甘くはない」「自分には今以上の能力を求められている」と感じ取り、期待に応えようと努力するものだ。

大橋直久(マナー講師)

ご返杯

招待者に対して、自分から盃を差し出してはいけない。

「お流れをちょうだいいたします」とお願いして、必ず招待者の側から盃をいただく。

ちょうだいした盃は、"盃洗"で丁寧に洗って、「ご返杯」と言ってお返しする。

招待者側から盃を差し出された場合には、素直にちょうだいする。

全部飲み干すのが一番望ましいが、飲めない場合は、手近な器にあけて空にするのがマナー。

余興を指名されたら、苦手でも引き受ける。

ことわると、その場の雰囲気がこわれることが多いので、とにかく、下手でも堂々とやるのがよい。

喫煙は、たとえ灰皿があっても周囲の人にことわるのが原則。

特に、主催者の場合は、招待者が吸うまでは吸わないのが礼儀。

宴会終了時は、うちとけた会であっても、自分の席に戻り上着をきちんと着て正座し、主催者のあいさつを受ける。

大橋直久(マナー講師)

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