招待者に対して、自分から盃を差し出してはいけない。
「お流れをちょうだいいたします」とお願いして、必ず招待者の側から盃をいただく。
ちょうだいした盃は、"盃洗"で丁寧に洗って、「ご返杯」と言ってお返しする。
招待者側から盃を差し出された場合には、素直にちょうだいする。
全部飲み干すのが一番望ましいが、飲めない場合は、手近な器にあけて空にするのがマナー。
余興を指名されたら、苦手でも引き受ける。
ことわると、その場の雰囲気がこわれることが多いので、とにかく、下手でも堂々とやるのがよい。
喫煙は、たとえ灰皿があっても周囲の人にことわるのが原則。
特に、主催者の場合は、招待者が吸うまでは吸わないのが礼儀。
宴会終了時は、うちとけた会であっても、自分の席に戻り上着をきちんと着て正座し、主催者のあいさつを受ける。
大橋直久(マナー講師)