ご返杯

招待者に対して、自分から盃を差し出してはいけない。

「お流れをちょうだいいたします」とお願いして、必ず招待者の側から盃をいただく。

ちょうだいした盃は、"盃洗"で丁寧に洗って、「ご返杯」と言ってお返しする。

招待者側から盃を差し出された場合には、素直にちょうだいする。

全部飲み干すのが一番望ましいが、飲めない場合は、手近な器にあけて空にするのがマナー。

余興を指名されたら、苦手でも引き受ける。

ことわると、その場の雰囲気がこわれることが多いので、とにかく、下手でも堂々とやるのがよい。

喫煙は、たとえ灰皿があっても周囲の人にことわるのが原則。

特に、主催者の場合は、招待者が吸うまでは吸わないのが礼儀。

宴会終了時は、うちとけた会であっても、自分の席に戻り上着をきちんと着て正座し、主催者のあいさつを受ける。

大橋直久(マナー講師)

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このページは、-が2016年3月16日 15:54に書いたブログ記事です。

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