「歯にコロモを着せぬ」などの誤用には気をつける(大橋直久)

電車の中吊り広告に「日本武尊」と大書してあるのをみて、「ニッポンプソンって誰?」
と連れの男性に大声で聞いた女性がいました。

本人は知らないから平気ですが、聞かれたほうが真っ赤になったという話があります。

人名だけでなく、日常的に使用される言葉にも誤用がけっこうみられます。

「歯に衣(キヌ)着せぬ」が「歯にコロモ着せぬ」、
「目(マ)のあたり」が「メのあたり」、
「はらわたが煮えくりかえる」が「胸が煮えかえる」になったりするのは珍しくありません。

つねに正しい言葉づかいに気をつかい、お互いに、日ごろつかう言葉に誤用がないか注意し合うなり、調べるなりする努力が必要です。

オフィスの机の上に、言葉の辞典の一冊くらいはおかなくてはいけないのです。

大橋直久(マナー講師)

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このページは、-が2017年1月28日 14:28に書いたブログ記事です。

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