改革は急なほうがよい~ゆでカエルの話(大橋直久)

これは米国・ミシガン大学テイシー教授の実験による話だが、「オーブンにのせた鍋に水を張り、そこにカエルを入れて徐々に暖めていくと、カエルは居心地がよく、飛びだそうとせずに最後はゆであがって死んでしまう」ということだ。

しかし、「沸騰した湯鍋に投げ込まれたカエルは、瞬時に鍋から飛びだして助かる」

職場の問題解決も徐々にするよりも、急なほうがよいという例えである。

松下電器の元社長 山下俊彦氏はものごとの改革について、次のように述べている。

『会社が大きくなったり、その業績が上っていると、まだ大丈夫と誰もが油断する。

というよりも社員が危機のセンサーに鈍感となる。

だから業態改革は、十人中に九人が反対している時期に着手せよ』

『十人中に九人がピンチと思ったときは手遅れだ』

現状に安住を戒め、常に問題意識と危機意識をもって対応することだ。

大橋直久(マナー講師)

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このページは、-が2017年2月28日 09:56に書いたブログ記事です。

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