日本人は、四季の移り変わりに敏感です。
私信に限らず、ビジネス文書の場合にも、必ず1月から12月までの月々のあいさつのことばを区別した「時候のあいさつ」を使用します。
時候のあいさつには、漢語("厳冬の候"とか、"春暖のみぎり"など)を用いた書き方で、次に安否のあいさつを続ける方法と、口語体(ようやく春めいてまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか、など)で書いて安否のあいさつに続ける方法の2通りがあります。
喪中などで年賀状を欠礼した人は、寒中見舞いとして1月末日頃までに出します。
大橋直久(マナー講師)