2016年2月アーカイブ

仲人が決まっていないとき、仲人なしのときは、本人たちみずから、あるいは両家を代表して親族の一人(例えば男性の父親など)が行ったりします。

このあと指輪や記念品の交換をしますが、その場で箱を開き、身につけます。

続いて本人たちからも、お礼と今後の支援を願う挨拶を述べます。

その後は、参会者からの祝辞、祝杯、そして歓談というように続きます。

パーティの後半は、二人で参会者のあいだを回り、それぞれの親戚や友人に相手を紹介していきます。

若い人を中心にしたパーティでは、仲人や両親、親戚などは早目に退場し、気楽に会を進められるようにとりはからうこともあります。

また、友人たちの主催したパーティでは、逆にそれらの人々の労をねぎらう趣旨を強めた催しにすることもあります。

参会者は、花束贈呈程度で、簡単に祝意を表します。

しかし、会場までの交通の便についても、実際に調べておきます。

特に式場と披露宴会場とが別な場合は、その移動に要する時間と交通経路を十分に検討しておかなければなりません。

すべてが理想的な会場を選定するのは不可能に近いことですが、デパートの婚礼コーナーの資料や、経験者の意見なども参考にして、決定するようにします。

大橋直久(マナー講師)

タバコ~接客中のマナー

(1)応接室に灰皿や備品のタバコがあっても、お客様が吸わなければ自分も吸ってはいけない。

(2)お客様が遠慮していることがわかったら「どうぞ、お吸いください」とすすめる。

会話中にさり気なく喫煙するかどうか聞いてみるとよい。

(3)お客様のタバコに火をつけてさしあげるのは、その時の状況判断による。

ライターを探している時は、つけてさしあげる。

ただし、過剰サービスは相手を不快にするので注意が必要。

(4)自分がタバコを吸わなくても、お客様が愛煙家なら嫌な顔をしないのがエチケットだ。

大橋直久(マナー講師)
婚約披露のパーティも欧米の習慣にならったものですが、これにも特別の形式はありません。

会場はホテル、レストラン、自宅など、形式もビユッフェパーティ、カクテルパーティ、ティーパーティなど、趣向はさまざまです。

ただし、結婚披露宴を控えているので、内輪で行うというのが原則です。

服装は、パーティのスタイルに合わせて、フォーマルな装いから平服まで幅があります。

婚約披露パーティの案内状は、一般的には二人の連名で出します。

その範囲はごく親しい人々で、半月くらい前には、出欠の返事をもらえるよう手配します。

二人の名前で招待するのですから、当日、会場の入口では、二人で来客を迎えます。

参会者がそろい、雰囲気も盛り上がってきたところで、司会者か仲人が挨拶にたち、二人の婚約成立を発表し、そのいきさつなども述べて、今後の引き立てを願います。

大橋直久(マナー講師)

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