ツバキとサザンカの中間的な性質を持っており、名古屋以西に多く使われている。
葉は厚くて耐寒性があり、ツバキによく似ているが、花は小型の赤色八重で、1~4月まで咲く。
名古屋では12月から1月にかけて満開となり、冬の花木としてたいへんよいものである。
樹型は、立性とはい性とあり、前者は庭園の低木として自然仕立てにするとよく、はい性のものは横枝がよく出るので、低い庭垣に適し、枝が密で幾何学的な模様を作るのによく使われる。
高さは1~2mで、感じはちょっと堅いが、刈り込みに強く、どんな仕立てでも自由にできる。
大橋直久(マナー講師)