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(5)自分で用意する小物の確認

店や式場によって多少違いますが、自分で用意する小物は次のとおりです。

打ち合わせの際確認しておき、忘れ物のないよう注意します。

〈女性洋装〉下着、ストッキング、靴

〈女性和装〉肌着、腰ひも、だて巻き、裾除け、帯前板、帯枕、ガーゼ、衿芯用和紙など

〈男性和装〉下着、足袋、ぞうり

〈男性洋装〉下着、ハンカチ、靴下、靴

他にも、ドレスは自分で作り、ベールを借りる、付属品を借りる、といった一点借りもできます。

また、自分に合うものがなかったり、どうしても新しいものを着たい場合には、早めに申し込めば、用済みになったら貸し衣裳として下取りをしてもらう約束で、作ってもらえます。

ただし、あまり奇抜なデザインでは無理です。



大橋直久(マナー講師)

上手に借りるコツ その1


(1)予算より安い物から見ていく

貸衣裳には、当然、いくつかのランクがあります。

選ぶコツは、自分の予算のランクより一、二段低いものから見ていくこと。どうしても目移りして、予算オーバーになりがちだからです。

(2)生地は悪くても見栄えのするデザインを

高価な正絹のドレスでも、古びていたりデザインが合わなくてはなんにもなりません。

(3)和服なら和服にくわしい人と

目の肥えている人、着なれている人と行けばアドバイスしてもらえます。

(4)予約は早めに

とくに春・秋のシーズンでは、よいものを借りるためには、早めに予約することです。



大橋直久(マナー講師)  

ヘソの緒のあつかい

ヘソの緒は、胎児のヘソと胎盤をつないでいたもので、内部には動脈や静脈が通じていて、胎盤を介して母体の血液から酸素や栄養物を胎児におくり、また、胎児の体内の不要物や炭酸ガスを母体血液にうつします。

まさに赤ん坊にとっては、命綱だったといってよく、胎児の娩出後に切られるのです。

したがって"ヘソの緒切ってから"というセリフは、生まれでてからこのかた、ということになるのであって、残ったヘソの緒は、やがて脱落します。

このような性質のものですから、その脱落したヘソの緒が、たいせつにされ、時には一種の護符と考えられたりするのも当然です。

紙につつんで水引をかけ、姓名、出生年月日、父母の名をかき、子どもが大きくなるまで神棚や仏壇、タンスのなかなどに、保存しておくのは昔からのしきたりで、戦場にいくとき身につけさせたり、嫁入りにもたせたりもしたといいます。

大橋直久(マナー講師)

恋愛結婚も仲人は必要

自分たちは、それぞれ自分の意志に基づいて合意に達したのだし、この愛は不変であるし、今後ともだれの世話にもなるつもりはないとすれば、仲人さんなどは不要ではないか。

恋愛結婚をする場合、こんなふうに考える人もあるようですが、たいていは、いざそれからという段になると、媒酌人のない結婚は、たんに事実を成立させたというだけで、社会的には完全な婚姻とは認められない、とする考えが、大勢をしめているのも否定できないようです。

たしかに結婚は、親がきめ、家と家との取引であったころは、恋愛結婚は非合法でしたから、いたずらに当人たちの意志だけが強調され、媒酌人は無視される傾向があったのは事実です。

いまは、恋愛結婚はもっとも理想的な形式と目されているのですから、皆から祝福されるためにも、仲人さん、媒酌人の存在が、かえって重んじられることでしょう。

大橋直久(マナー講師)

結納~仲人宅で その1

これに対し、女性側は本人が一礼し「幾久しくお受けいたします」と答え、結納品の中から目録だけ取り上げ、包みを開き、包みだけまた元のように折り脇に置き、親と一緒に見ます。

一通り目を通し終わったら、一礼して包みに戻し、あらかじめ用意した受書を片木盆に載せ、女性本人が中央を通って仲人の前に進み、受書を差し出します。

仲人夫妻は一礼を返して受け取り、仲人夫人が男性側に取り次ぎます。

受書は本来、使者があって両家の間に、確かに届けました。という証明になるものですから、仲人宅で目の前で結納品を交換する場合は、形式は省略してもよいでしょう。

ついで、仲人夫人は同様に、女性側の結納品・家族書・親族書を男性本人の前に置き、仲人が口上を述べます。

大橋直久(マナー講師)

結納~仲人宅の場合 その1

使者をたて、使者が結納品を持って両家の間を往復するのは、使者にとっても両家にとっても手間のかかることです。

そこで近ごろは、仲人、両家が一定の場所に集まり、お互いに持参した結納品をその場で交換するという、合理的な方法を採るケースが多くなっています。

レストランやホテルなどで行う場合もありますが、多くは仲人宅を利用しているようです。

当日は、時刻に遅れないよう早目に仲人宅に着くように出掛けます。

席次は、男性側が床の間に向かって右側に、本人・父親・母親の順序で座り、女性側が向かい合って座ります。

仲人夫婦は、床の間に向かって、仲人は男性側、仲人夫人は女性側に座ります。

仲人宅に着いたら持参の結納の品を献上台の上に整え、あいさつを述べ、仲人に差し出します。

大橋直久(マナー講師)

ハネムーンのプラン

ハネムーンで得たゆたかな心の実りが糧となって、新生活を生き生きとスタートさせることができれば、結婚の第一歩は大成功といえるのです。

生涯の思い出になるような、ゆたかな充実した新婚旅行にするために、ふたりにふさわしい旅行を計画することがたいせつです。

日程が決定すると、座席指定券や旅館あるいはホテルの予約を代理店が代行し、旅程順につづったクーポン券を渡してくれます。

このクーポン券「寿周遊券」は、新婚旅行専門に発行されているもので、国鉄、連絡船、その他の乗り物などが二割から一割引きになる特典があります。

また、これを利用すると、不慣れな旅先での支払いの手間が省けて調法します。

旅行代理店に申し込むときは、予約金(総額の一割ほど)を払って、出発前に残金と引きかえに切符類を受け取ることになっています。

大橋直久(マナー講師)

最後の文章

「ご活躍を祈ります」
「ご発展を祈っております」
「ご健康を祈念いたします」
「ご清新をお祈りいたします」
「ご回復を祈願いたします」
など、本文の調子とマッチしたものを選べば、十分でしょう。

最後は前文の「起首」と対応する「結語」で結びます。

普通は、「拝啓」などに対応する結語として「敬具」「敬白」「頓首」「再拝」などを男性は用います。

女性の場合は「かしこ」「あらかしこ」などを用います。

しかし、最近は省略されることが多いようです。

前文省略の場合は、「前略」などに対応して、「早々」「多々」「拝眉の節万々」「不一」などを用い、返信の場合は「敬答」などを使います。

大橋直久(マナー講師)

日本人は四季に敏感

日本人は、四季の移り変わりに敏感です。

私信に限らず、ビジネス文書の場合にも、必ず1月から12月までの月々のあいさつのことばを区別した「時候のあいさつ」を使用します。

時候のあいさつには、漢語("厳冬の候"とか、"春暖のみぎり"など)を用いた書き方で、次に安否のあいさつを続ける方法と、口語体(ようやく春めいてまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか、など)で書いて安否のあいさつに続ける方法の2通りがあります。

喪中などで年賀状を欠礼した人は、寒中見舞いとして1月末日頃までに出します。

大橋直久(マナー講師)

誤解を招かないで、顧客を納得させるよう話をすすめるためには、「ラポール」ということを知っておくと便利です。

フランス語で「調和」とか「一致」を意味する言葉ですが、これは対話のもっとも理想的な状態をさします。

つまり、いま自分と、相手との間で、話の進展具合がどうなっているかを考え、一致させる必要があるということです。

二人の人間が対話をする場合、考えられるのは、つぎの五つのケースです。

(1)両方がわかっていないことを知りながらだまっている
(話し手が、表現がへたで、聞き手も聞き方がへた。それぞれがあとで修正しようと思っている)

(2)話し手がへたなために、聞き手によくわからない

(3)話し手は正しく表現しているが、聞くほうが聞きちがえる

(4)双方が理解しているようで、じつは誤解している(1とちがって双方気がついていない)

(5)相互理解(双方が正しく話し、まちがいなく聞いている)

この五番目の状態がいわばラポールですが、困るのは、他の四つの状態でも表面上はスムーズに対話をしているようにみえることです。

先の例でいえば、両替で問題をおこしたのは、話し手がへたなためです。

割引手形の場合は、聞くほうの早合点ともいえるが、結果的には双方の誤解です。

交渉ごとでは、「いった」「いわない」でもめることがありますが、そういうことがおきるのは、ラポールの状態で話がすすまなかったからといえます。

話すときは、つねに相手に自分の話していることが、正しく伝わっているか、相手が不愉快になったり、内容を誤解していないかを、確かめる必要があります。

大橋直久(マナー講師)

挨拶は丁寧なことが基本ですが、度が過ぎると相手に対して失礼にあたることがあります。

また、横柄な人に対してプライドが高い人が挨拶をするときなど、内心で相手をおとしめている場合があります。

つまり、こころのなかでは、

「個人の能力では負けないが、会社の一社員である手前、やむを得ず頭を下げるのだ。それがわかるだろう。」

と思いながら、わざと最敬礼をする場合がそれです。

こういうときは相手にもそれとなくわかるものです。

というより、あいさつをする側がそれとなくわからせようとするからです。

そこで相手も気がつき、「あっ、バカにしてるな。」「フン。わかったか。」と、いささか険悪な雰囲気が両者の間に生まれるわけです。

あいさつをダシにつかって、相手をおとしめると、その人の器が疑われてしまいます。

また、そんな気が毛頭なくても、あまりバカていねいにやられると、相手にへんな誤解をもたれかねないのです。

大橋直久(マナー講師)

バレンタインデー

バレンタインデーについて紹介します。

紀元前三世紀のローマで殉教した聖バレンチヌスを記念する日です。

小鳥たちが、この日から交尾を始めるので、「愛の日」となったとされます。

それがいつのまにか、女性から男性へ愛を告白してもよい日になったものです。

ローマ時代の2月のお祭りでは、遊び相手の女の子をくじで決める風習があり、これがキリスト教化したのだという説などが有力です。

チョコレートをプレゼントする習慣は、日本独特のもの。

お菓子屋さんのPRでひろまりました。

チョコレートにこだわる必要はなく、むしろいまではそれ以外のものの方が新鮮で、男性のハートを射止めるでしょう。

大橋直久(マナー講師)

日本の代表的な天然記念物

わが国の代表的な特別天然記念物としては、まずトキがあげられる。

トキは大きさが全長約75センチの鳥で、頭の後ろに長い冠羽があり、くちばしは長い。

全体に白色だが、目の周りは赤く、尾羽などはトキ色と呼ばれる、薄い赤にオレンジが混ざったような色をしている。

トキは学名を「ニッポニア・ニッポン」といい、かつては日本全国、及び大陸東北部各地に生息していた。

しかし、濫獲や農薬による繁殖地の汚染などによって徐々に数を減らしていき、わが国で野生のものは1981(昭和56)年を最後に、まったく見られなくなった。

現在、日本国産のものは、新潟県の佐渡島にあるトキ保護センターで人工飼育中の、オス・メス各1羽を残すのみとなっており、最近は中国産のものとの交配が図られている。

この他特別天然記念物の鳥は、北海道にすみ、日本古来の花札にも描かれているタンチョウや、沖縄にすみ、1981年に新種として発見されたヤンバルクイナなどがいる。


大橋直久(マナー講師)
最近では、ビジネスでも携帯電話がよく使われるようになりました。

ビジネスで使う場合、携帯電話も会社の電話と同じようなマナーが必要です。

まず緊急以外の用件は業務時間内にかけることが原則です。

相手が出たら、「お世話になっております。○○社の佐藤でございます」と名乗りましょう。

ここで相手が名乗らない場合は「△△社の鈴木様でいらっしゃいますか?」などと確
認します。

本題に入る前に「いまお話ししてもよろしいでしょうか?」と相手の都合を尋ねることも大切です。

電話が留守番電話につながった場合は、必ずメッセージを残すことをオススメします。

なぜなら、着信履歴のみが残っていると、電話を受けた人は用件が何なのか気になるからです。

とくに、着信履歴が会社の番号だった場合、折り返し電話をしたくても誰に連絡すればよいのかわからないため、名前と用件を簡潔に伝えることが求められます。


大橋直久(マナー講師)
紹介は、紹介者によって行なわれるのがふつうで、とくに女性に対して、男性が正式の紹介を受けずに話しかけては失礼です。

しかし、大がかりなパーティ、ダンス、レセプションなどで、おおぜいが一堂に会したときは、主人側が全員をもれなく紹介することはとうてい不可能です。

そんなときは、紹介を受けなくても進んで自己紹介をして、会話を交えてさしつかえありません。

むしろ積極的に語り合ってパーティを盛りあげるのが、招かれた客のつとめです。

よく立食式のパーティなどで、親しい者同士が一隅にかたまって談笑し、知り合いのない人がポツンと一人ぽっちで手持ち無沙汰にしている光景を見ますが、これは日本人のわるい習慣です。

大橋直久(マナー講師)
(2)〈女性側〉本日はお忙しいところ、まことにお世話さまでございます。

ご丁重な結納の品々、幾久しくお受けいたします。

......これはお受けいたしましたご結納の受書と、私どもの結納の品でございます。

お約束のしるしとして、○○様へお取り次ぎくださいますようお願い申し上げます。

〈仲人〉確かにお預かりいたしました。

それでは、ただいまより○○様へお届けにまいります。

(3)再度男性宅において
〈仲人〉ただいま、××様へご結納の品をお納めしてまいりました。

これは、××様よりお預かりいたしました受書と、ご結納の品でございます。

幾久しくお納めくださいますよう、お願いいたします。

大橋直久(マナー講師)

お食い初め その2

近くにいるなら双方の祖父母を招いたり、出生を祝ってくれた人々を招待して成長ぶりを披露します。

最近ではあえて、派手に初正月をお祝いする家庭は少なくなってきたようです。

昔ながらの風習として、祖父母や、ごく親しい親類などが、男の子には弓、天神様、破魔矢の絵を、女の子には羽子板を贈るとされていました。

地方によっては、凧をあげ、初正月を祝うというしきたりも、まだ残っています。

初正月を祝う形として、鏡もちとともに、凧や、羽子板を飾るだけでも十分といえるでしょう。

いずれにせよ、なるべく両親の負担にならない程度にすませる形を考えたいものです。

大橋直久(マナー講師)

座敷に通す段どり

退席する使者を、本人と両親で玄関まで見送ります。

女性側でも、使者を迎え、座敷に通す段どりは同じです。

使者は、席についたら結納品を風呂敷から出し、正面を向けて、「幾久しくお納めください」と口上を述べて渡します。

受け取るのは本人、両親どちらでもよく、「幾久しくお受けいたします」という挨拶をして受け、ここで目録に目を通し、床の間に飾ります。

続いて受書を渡します。

本来は結納品を別室に下げて中を改めてから書くわけですが、あらかじめ話し合いができているわけですから、事前に書かれたものを、すぐに折敷にのせて使者に渡します。

床の間に飾ってあった結納品を使者に託す手順などは、男性側での場合とすべて同様です。

このあと使者は、男性宅におもむいて受書を渡し、次に女性側の結納品を口上とともに渡します。

男性側も、同様にして受書を使者に託します。

そして、使者はそれを持って、再び女性宅におもむきます。

大橋直久(マナー講師)

介護に対する不安や負担の増大は、社会全体の高齢化に伴い単に家族だけのものではなく社会的なものとなり、介護を社会全体で支える新しい制度の導入の必要性が叫ばれはじめたのである。

その後さまざまな機関でこの新しい制度やしくみについての検討がなされ、2000(平成12)年4月から介護保険制度が導入された。

この制度導入には、具体的なねらいとして次のようなものがあった。

第1のねらいは、社会保険方式を採用し、介護を社会全体で支えるしくみを創設することである。

社会保険方式とは、社会全体でサービスや費用などについて相互に支え合うしくみである。

大橋直久(マナー講師)
わが国の高齢者人口(65歳以上)の割合は、1975(昭和50)年の7.9%から1995(平成7)年には14.5%となり、短期間のうちに急速に高齢化が進んだ。

それに伴い介護が必要な高齢者も増加したが、その一方で、介護の大部分を担っている家族や親族あるいは高齢者自身の「介護」に対する不安や負担は高くなり、社会的にも深刻な問題となっていた。

1995(平成7)年の厚生省(現厚生労働省)の調査によれば、「介護」を担っている人の約9割は家族や親族であり、約5割の人が60歳以上の人であるとの結果が出ている。

さらに同省の調査では、高齢者の子との同居率も1975(昭和50)年の68%から1995(平成7)年の55.3%へと低下し、高齢者の夫婦のみの世帯や一人暮らしの世帯も短期間のうちに急増している状況が明らかとなり、その深刻さが浮き彫りとなった。

大橋直久(マナー講師)
酒席でお客様を歓待するためには、切り離すことができないお酌。

中には自分のペースで飲めるから独酌がいいと主張する人もいます。

が、もちつもたれつのお酌は、近づいて話をする、顔を覚えてもらう絶好の機会でもあるのです。

初対面でうまく対応すれば評価もアップしますが、間違えれば、その人だけではなく会社全体の印象もガタ落ちになってしまいます。

例えば、グラスの中のビールが半分以上残っているのに、どんどん注ぎ足す人がいますが、これは本当は味を落としてしまうことを覚えておいたほうがいいでしょう。

その代わり、お客様のグラスが空になったら、すみやかにお酒を満たしてあげましょう。

大橋直久(マナー講師)

日常生活の基本

日常生活の基本となっているのは、消費生活です。

食事をしたり、季節に合った洋服を着たり、さまざまな日用品を使って生活を営んでいます。

この生活に密着した衣食住は、あまりに身近でありすぎるためか、意外に知られていない知識が多いというのも特徴です。

直接健康にかかわる食品などは、いろいろな規格マークを覚え、食品購入の際、不良品や有害食品から健康を守るための参考にしたいところです。

また、繊維製品を買う場合、その表示の知識があれば、クリーニング上の失敗などが防げます。

そのほか、電機製品や各種の日用品も、一歩まちがえぱ事故に結びつくものであることを考え、慎重に選ぶ習慣を身につけたいものです。

商品やラベルは、国や業界が品質水準を決め、それに合格した製品につけられているものですから、その表示を読みとることができると、何かと便利です。

大橋直久(マナー講師)

遺産の内容

遺産として相続されるものは大きく分類すると土地・家屋などの不動産、現金や家財道具などの動産の所有権のほか、抵当権や地上権などの物件、預金、貸し金などの債権、著作権、商標権、特許権も相続される遺産です。

また借金や買掛金などの債務も相続財産となります。

土地・家屋や現金のような実のあるものを遺産として相続するのは結構ですが、借金を相続してしまっては、あとあとまで重荷を背負って行かなければならないわけです。

そこで、民法ではすべての相続人に相続の放棄が認められ、相続するかしないかは相続人の自由意志による、ときめられています。

遺産相続をする立場になったときは、遺産の内容をまず検討してみることです。

大橋直久(マナー講師)

未成年の子が職業につくとき

未成年の子が職業につくとき、営業をするときは親権者の許可が必要で、また第三者と財産的な取り引きをするときは、親権者は子の代理人となり、その同意が必要とされます。

しかし親は本人の同意なしに労働契約を結ぶことも、本人の許しなく賃金を受け取ることもできません。

また子名義の財産を売ったり、債務の保証人にしたりすることもできないのです。

親権者である父母が双方とも死亡したとき、また親権者が子の保護者として適当でないとされ、子の親族、検察官、または児童相談所長が、家庭裁判所に親権喪失の宣告を請求し、認められたときには、親権者にかわって後見人が立てられます。

後見人は最後の親権者の遺言、あるいは家裁の判定で定め、未成年者の保護に不適当でないもの一名が指名されます。

兄姉、祖父母など親族の場合が多いのですが、血縁関係にはこだわりません。

大橋直久(マナー講師)

最後の別れ

蓋が完全にしまったら、棺を遺族、近親者、親しい人びとの手で霊枢車にのせますが、足が車の進行方向へ向くようにします。

喪主または葬儀委員長が、参列者にあいさつをしたあと、霊枢車に続いて、遺族や随行者を乗せた乗用車、マイクロバスなどの葬列が、火葬場へと向かいます。

棺が火葬場に到着し、かまどの前に安置されたあと、僧侶の読経と随行者の焼香が行われます。

これを、おさめの式といいます。

次に、窓付きの棺ならば窓をあけて、最後の別れをし、棺をかまどの中へ入れて、点火されます。

火葬の時間は1~2時間かかるので、その間遺族、随行者は休憩所に入って待ちます。

休憩所では一同に茶菓の接待、あるいはお清めといってお酒を出したり、食事どきならば食事の接待をします。

大橋直久(マナー講師)

受け取りを拒否していい贈り物

贈り物は、原則として贈り主がわかっていて、贈られる意図が明瞭で、内容が判っているものに限り、受け取るようにします。

贈り物のなかには、ときとして理由のわからないものがあり、はなはだしい場合は贈り主の名さえわからないものがあります。

こうしたあいまいな贈り物や、贈られることによってそれが不正につながることが明らかな場合には、受け取りを拒否していいのです。

贈り物が届けられたときには、これらの点を確認して、あやしげなものはことわりをいって持ち帰って貰います。

郵送の場合でも同様に、配達人にその旨を話し、返送して貰うことにします。

異性からのとつぜんの贈り物を、不用意に受けとると、あとで悶着やいいがかりのたねとなることがありますし、汚職や贈収賄につながることもあり、ひどい場合には、以前警視総監宅に届けられた贈り物のように、爆発物、危険物が入っていることすらあります。

こうしたおとし穴にかからないように、くれぐれも用心をすることです。

大橋直久(マナー講師)

封筒の書き方(大橋直久)

封筒も正式には白を使います。

 

まず表に相手の住所・氏名を書きますが、住所より名前のほうをやや大きめに少し下げて書きます。

 

名前はなるべく中央にくるように心がけます。

 

敬称は手紙の最後の宛名につけたものと同じにします。

 

手紙の中には○○先生と書き、封筒に○○様ではおかしいのです。

 

裏には自分の住所と氏名を書きますが、住所と氏名が真ん中を割って住所を右、氏名を左に書くのが一般的な書き方です。

 

しかし、自分を控える意味とか、ゴム印などの場合は、脇付(わきづけ)とは宛名の左下に書く言葉を脇付という。

 

多く使われたのが「侍史(じし)「机下(きか)」で女性は相手を間わず「お許に」「御前に」などを使う現在使う入は少ない。

 

住所氏名とも左側に書く場合もあります。

 

電話番号を書く必要のあるときは、名前の左側になります。

 

日付も左側上部に書くのが普通です。

 

封筒に手紙を入れ封をしますと、その上に封絨語を書くかシールをはります。

 

封絨語は一般に「〆」とか「封」を使いますが、お祝い事の手紙には「寿」や「賀」の字にします。

 

ラブレターなどにはもう少し気持ちを表わすしゃれた封織語や二人にしかわからない暗号なども楽しいでしょう。

 

あなたも試してはいかが?


大橋直久(マナー講師)

 

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